坂越
- 2023/02/06
- 22:56
荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~

兵庫県赤穂市坂越(さこし)地区。
坂越は、兵庫県赤穂市東部の坂越湾に面する港町で 都市景観大賞(都市景観100選)にも選ばれた伝統的建造物群による古い町並みと、秦河勝聖域の島、生島(国の天然記念物、瀬戸内海国立公園特別保護地区、ひょうごの森百選)を包むように広がる美しい坂越湾の眺望で知られる。
とうろん台のモニュメント。

坂越湾を航海する船に海洋気象を知らせるやぐら台。
とうろん台は、灯籠台がなまったものと言われている。

無料駐車場のすぐ前にある旧坂越浦会所。
入ってみた。

手入れが行き届いた裏庭。

ここは、行政や商業などの事務をとるための村会所として天保2~3年(1831-1832)に建築され、会所であるとともに赤穂藩の藩主専用の休憩所としても使われていた。
「坂越の船祭り」のタペストリー。

坂越は、四季折々の貴重な行事や祭礼、それに伝わる伝統芸能も数多く保存伝承されており、中でも大避神社の祭礼「坂越の船祭り(瀬戸内海三大船祭り)」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。

2階にも床の間。
落之間。

2階にある部屋「観海楼」からは、坂越湾が一望できた当時の様子がうかがえる。

旧坂越浦会所を出ると

石畳の美しい坂越大道(さこしだいどう)。

坂越大道は、千種川の高瀬舟船着き場と坂越の港を結ぶ全長300m程の短い大通り。
通りの両側には坂越で最も往時の面影を残す美しい町並みが続くき、近年、古民家を活用したカフェや人気スイーツ店が出店し赤穂の新しい観光スポットになっている。

自転車屋さん。

光明山 妙道寺。

有名なスイーツ店。

坂越まち並み館。

坂越の資料館兼観光案内所になっている。

大正時代に奥藤銀行坂越支店として建設された木造の建屋で、坂越の町並みの保全・創造のシンボルの一つとなっている。
坂越まち並み館の外観は、昔の風情を残すようにと壁や屋根などが整備されており、館内1階には、かつて銀行であったことを示す古いアメリカ製の大金庫が置かれている。
雰囲気のあるカフェ。

昔の流し台がいい。

木戸門跡。

私には、何度来ても「水戸黄門」に見えてしょうがない。

江戸時代には坂越浦の治安警固のためこの木戸門が設けられ、番人を配して朝夕に開閉していたと言われている。
坂越散策マップ。

あっ、神社に行ってない。
私は、ある地区に入ったら、まずそこの氏神様をお詣りするシステムを採用しているのに。
奥藤酒造近くの大道井。

案内板によると「大道井は、「井筒」とも呼ばれ「生島の船井」「海雲寺の寺井」とともに坂越の三井と言われた古い井戸でした。この井戸は、坂越の人たちの生活用水として大切にされ、また坂越浦に寄港する船や旅人の飲み水としても利用されていました。しかし昭和10年(1935年)に水道が通り、その役目を終えました。この石は大道井の井戸枠の一部です。大道井は今も道路の下に残っています。」とあった。

BARBERってあるから元は多分散髪屋なんだけど

現在は、喫茶&軽食のお店のようだ。
鳥居が見えた。

ここも何かのお店。


縣社 大避神社。

祭神は秦河勝・天照皇大神・春日大社。


創建時期は定かではない、播磨国総社縁起によると養和元年(1182)当時には、すでに有力な神社であったといわれています。現在の本殿は、明和6年(1769)、拝殿と神門は延享3年(1746)に再建されたものです。また、絵馬堂には40もの絵馬が掲げられ、280年前の貴重な船絵馬も現存しています。秋に行われる同神社の祭礼、「坂越の船祭り」は平成24年(2012)に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
赤穂市HPより

小学校跡の上の公園に上がると

生島(国の天然記念物)が見えた。
赤穂といえば、塩。

播州赤穂の塩を使った

塩せんべい。
大事なことを忘れとった

播州赤穂産「坂越のかき」の養殖生産地である。
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