越前がにミュージアム
- 2022/12/20
- 22:07
なんか蟹みたいな建築物が建ってる。

福井県丹生郡越前町厨(くりや)にあるカニの博物館・越前がにミュージアム。
越前がにをモチーフにするなら、左右にはさみも欲しいところだが、建造物の構造として難しいのであろう。
愛称はビックラブ。
「ビックラブ」は公募で選ばれ、大きなカニに驚く意味の「びっくら」、カニの英語のCrab、多くの人から愛される意味のLoveの意味が込められている。

道の駅 越前の真向かいで国道305号と漁火街道の間にあるのですぐわかる。
道の駅の中には、越前町観光案内所(越前町観光連盟)があるのも心強い。

越前がにミュージアムの隣は、海鮮マーケット 越前うおいち。
ここら辺、全部含めて道の駅のようだ。

越前がにミュージアムは、日本で唯一のカニを専門とした博物館で、越前がにの生態や近海の魚たちを探ることができる。

ようこそ!!驚きの世界へ
ビックラブホール。

越前がにミュージアムは、三層吹き抜けの構造になっており、海底300m(2階・中2階・1階でそれぞれ100m単位で深くなる)のジオラマや海中シアターなどの施設がある。
1階で入場チケット(大人お1人様500円)を払って、一旦3階まであがって下りてくるシステム。

ベニズワイガニ。

ベニズワイガニときくと、動物というより食物にしか連想できない。
越前がにの仲間たち。

越前がにの仲間は、カニの中では大型であり、分布範囲も広いことから、種の登録は多くの人たちによってなされました。
つまり、同じ種に異なる名前が多数つけられたのです。
しかし、今では次の五つの種と、生息海域が離れ、最初に報告された種と少し違っている二つの地方種(亜種)に分類されています。

2000年(平成12年)7月15日、オープン。
2016年7月15日にリニューアルオープンし、新たに漁業への関心を高める展示を追加している。
越前の海。

海中ジオラマ。


2階に下りる螺旋階段の壁にも小窓があって展示を楽しめる。

海辺の生活。

網を挽く男たち。

トロ箱を分ける女たち。

カニを売りに行く。

サンタ?

越前沖の海流にのって流れる藻を゛流れ藻゛といい、ここを一生のすみかにしたり、産卵の場所とする魚もいます。
2階。



海のたからホール。

床の小窓に貝殻が埋まっている。

かに。



かに。

エビガニ?
エビガニってサリガニのことか。
越前のかに漁今昔。

かに漁が本格的におこなわれたのは明治時代からです。
手こぎ舟で漁に出ました。
底びき網や船を上げるロクロなどを通して、かに漁と暮らしぶりの今昔を紹介します。

越前町とかに漁。

日本海に面した越前町は豊かな海の幸に恵まれており漁業によって栄えてきた。

木でつくった操舵輪と羅針盤。

霧笛。
現代のかに漁。


低びき網漁で使われたロープ。

使用前の太さは約5cmで、長さは300mほど。

ランプ、船とっくり、天秤と分銅、気圧計、筒型の望遠鏡など。
交尾、産卵。

海の深さとカニ。

四城丸のとろ箱。
越前町の2021年度の漁獲量は

279トンです(福井県全体の73%)。
漁業規制。

カニ茹でに使われてきた篭。

贈答用竹篭。

越前町では昭和50年頃までこのような竹篭を使用してカニを贈答していたそうだ。
献上がに。

カニの町・越前町。


1階に

降りる。

1階。

マダイ、イシダイ、クロダイ、チカメキントキ、ノロゲンゲ、エッチュウバイ、ホッコクアカエビ、マカレイ、ホタルイカ、ズワイガニ。

ずわいがに。

深海300mのパノラマ劇場。

越前がにのオスは水深300m付近に、メスは少し浅い250m付近にすんでいる。

ズワイガニ(メス)のことを福井県では「セイコガニ」と呼ぶ。
プランクトン(浮遊)生活期。

ズワイガニの脱皮と成長。

越前がに極登場!!

甲羅の幅が14.5cm以上のプレミアムサイズ!
トリックアートコーナー。

ズワイガニを買う時の豆知識。

ズワイガニを買う時って人生でそうそうない。
海遊歩道。

越前沖に住んでいる四季折々のお魚がトンネル水槽で楽しめる。

キチン、キトサンは植物の自己防衛力を高める。

クラブハウスでお勉強。
イバラガ二モドキ。

ヤドカリの仲間で、一見タラバガニより大きくて美味しそうに見えるが肉に独特の臭いがあることから高級品として出回らない。
タラバガニ。

これもヤドカリの仲間で、食用ガニを代表する大型のカニ。
北海道のオホーツク海沿岸で漁獲されるが、今、市場に出回っているのはロシアからの輸入品がほとんど。
タカアシガニ。

クモガニ科に属し、日本列島の太平洋岸、水深50~300mにのみ生息する世界最大のカニ。

かみしばい、ならぬ「かにしばい」。

越前がにミュージアム、楽しかった。
越前海岸のお店でいただいたカニ料理。

「まつ田せいこ丼」。

「魚屋の喰い処まつ田」で提供される「セイコガニ」(ズワイガニメス)のみを使って作った丼。
誰にも文句は言わせない。

セイコガニの甲羅盛り。

美味しかった。
私は、「せこがに」のことを、ずっとせこいカニ、つまり小さなカニの事だと思っていた。
越前がにミュージアムで学習してよかった。
魚屋の喰い処まつ田
関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 福井市その他
スポンサーリンク
ここに広告のコードを入れる