御食国若狭おばま食文化館
- 2022/11/30
- 22:43
御食国とは、日本古代から平安時代まで、贄(にえ)の貢進国、すなわち皇室・朝廷に海水産物を中心とした御食料(穀類以外の副食物)を貢いだと推定される国を指す言葉で「みけつくに」と読む。
「延喜式」の贄の貢進国の記述、平城京跡から出土した木簡の記述などから、若狭国・志摩国・淡路国が推定されている。

ようこそ食文化館へ
御食国若狭おばま食文化館。

福井県小浜市にある日本初の公立の食文化博物館。

中に入ってみる。

左側3階は、癒しを提供する「濱の湯」。

右側1階は、食文化館で食にまつわる歴史・文化や伝承料理などを展示する「ミュージアム」、郷土料理などを作り味わう「キッチンスタジオ」。
2階は、若狭塗箸など伝統工芸体験ができる「若狭工房」があり、若狭おばまの魅力を満喫できるようになっている。

小浜市の文化会館にようこそ
小浜市公式キャラクターさばトラななちゃん。

2階は、若狭公房。

漉く 彫る 研ぐ いぶす

体験メニュー。
食品サンプル作り体験。

対象は小学一年生以上か。
後から見学することにしよう。
いきなり、おにぎりクイズ。

「おべんとうばこのうた」に出てくる食べ物は何かわかるかな?

小浜の町家。

小浜の古民家が再生してある。


膳棚。

流し台。

和室。

「鯖(さば)を運ぶ男」。

魁 十八(さきがけとおはち)。
小浜生まれの小浜育ち。シャイで独身。25歳のA型、うお座。若狭一の韋駄天(いだてん)で虫が苦手。お酒とへしこが好きで花嫁募集中だとか。

食べ物の記念日。

バナナの日が「8月7日」はわかる。
でも、ふぐは「2月9日」ってあるのに、「3月7日」をさかなの日とまとめてしまうのは無理がないかい。
「3月8日」は鯖の日で、魚の日だらけになってしまう。
「ちなみに7月10日は納豆の日、これが本当の豆知識。」
「何言ってんやがるんだ。
3月7日をさかなの日と決めつけるのは素人で、我が国の水産物の消費量が長期的に減少している中、水産物の消費拡大を官民協働で推進するため、水産庁は2022年11月から、毎月3日から7日までを「さかなの日」に制定したんだってよ。
こういうのを豆知識ってんだ、わかったかべらぼうめ。」

道具が語る日本の食文化。

おろしがね。

石臼 ー「挽く」道具ー、すり鉢・すりこぎ ー「する」道具ー

石臼を使っていた福井県の郷土料理。

年中行事と餅、雛人形の菱餅、雑煮など

楽しすぎる。

蕎麦の実を挽く、小麦を挽く、大豆を挽く、米を挽く。

安土桃山時代の蒲鉾 貸出中。

おろし、山葵、生姜などの薬味。
このほかにも「食」のレプリカがいっぱい

薬味と料理の歴史。

すり鉢・すりこぎ
ヨーロッパのすりおろす道具。
中国のすりおろす道具。

海外のすりおろす道具。
それにしても、このミュージアム、すりおろす道具多すぎひん。
誰かに胡麻擦ってんねやろか。

中国のつく・潰す道具。

若狭小浜の鯖街道MAPすごろく。

小浜START。
おもしろそう。

神社。

世界で愛される日本食の代表「すし」。

日本の正月食の象徴 雑煮の全国分布図。
もちの状態、味付けなどの組み合わせによって地方による違いがありすぎる料理。
これだけで多くを語れる。
浜のにぎわい。


江戸時代に若狭の海岸で見られた蒸鰈の加工風景の実大復元。

いくら時間があっても足らん。
こんど、ゆっくり狙いを定めて来よう。

和食。

集い囲み語らう伝統行事と食。

網羅する食の範囲も広すぎる。
お腹もすいてきた。
キッチンスタジオ。

料理イベントや調理体験ができる。

2F 若狭工房。

奥で中学生がまさしく工房体験をしているようだ。

工房体験の見本。

美味しそう。
こんなの一回作ってみたい。

伝統工芸 若狭 瓦。

箸。

和紙。

若狭塗り箸。

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」で落語と並んでテーマとなった「伝統の継承」。

通商産業大臣指定 伝統的工芸品。

松葉2膳入り
なんと44000円。
御食国若狭おばま食文化館でこんなものを見た。

鯖の姿ずし。

鯖の押しずし。
もちろんお土産に買ったものは、さば寿司。

焼き鯖寿司、美味しかった。

御食国若狭おばま食文化館、ここは素晴らしい施設だ。
又、時間をたっぷりとって訪れたい。
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