芋たこなんきんロス
- 2022/09/19
- 22:49

NHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」のBSプレミアムでの再放送が終わった。

NHK大阪放送局が制作する小説家・田辺聖子の半生をモデルにしたドラマ。

やっぱり大阪放送局はええ朝ドラを作る。
花岡町子を演ずる藤山直美さん、徳永健次郎を演ずる國村隼さん、矢木沢純子を演ずるいしだあゆみさん、徳永晴子を演ずる田畑智子さん、徳永由利子を演ずる邑野みあさん、おでん屋「関東煮・たこ芳」女将・りんを演ずるイーデス・ハンソンさんが芋たこなんきんのおでんのようにええ味を出していた。
芋たこなんきんロス。

このロスを少しでも埋めるべく大阪の小阪に行った。

咲く、育む、芽吹く
樟蔭美。
向かった先は、大阪樟蔭女子大学。

正門。
1927(昭和2)年に創立10周年を記念して建てられた記念館。

2005年12月に登録有形文化財に登録されている。
ここやろか?

ここは樟古館といって1918(大正7)年の学園創立時に建てられた学内唯一の木造建造物。

螺旋階段。

大阪樟蔭女子大学図書館。
中に足を踏み入れると

あった!
田辺聖子文学館。

実は、田辺聖子さんは、ここ大阪樟蔭女子大学の卒業生。

田辺聖子さんも使ってた机と椅子。

袴姿のお聖さん。
夢ふくらむ 樟蔭女子専門学校の田辺聖子。

樟蔭は美しい学校だった。
田辺聖子 文学ウォール。
壁一面にびっしりと田辺聖子作品を展示。
装幀の面白さも楽しめる。

左側の解説板は、本と栞になっている。
Oh! タカラヅカ ~田辺聖子と宝塚歌劇~

田辺聖子が愛し、作品が舞台化された宝塚劇場のピックアップコーナー。
田辺聖子シアター バー・カモカ。

自宅地下室にあった飲み屋風カウンターのある部屋を再現し、シアターに仕上げてある。
建学の精神。

樟蔭学園はこのときにあたり、知情意兼備の豊かな母性が
女性の充実した人生も、地球の明るい未来も
ともに約束するという信念に基づき女子教育を志す
若々しき知性よ、この無窮の大空を翔けよ
優しき虹の環をもって地球を包め
志は玉よりも清らかに、笑顔は花よりも美しく
ここ樟の葉蔭に集う人々よ、いざともに手を携え
真理と正義の大道をまっすぐに進もう
徳は孤ならず、人類の平和と繁栄は必ずこの道より始まる
これは樟蔭学園の創立者である森平蔵の創立当時の「思い」を文章にした「建学の精神」です。
実業家であった森平蔵は、女子教育への狭き門から生じる偏った秀才教育に異を唱えて、内容の充実した質の高い女子教育を推進するため、1917年(大正6年)、巨額の私財を投じて私立樟蔭高等女学校を設立しました。
樟蔭高等女学校では、当時の女子教育に手薄であった教養教育の充実を図り、「高い知性」と「豊かな情操」を兼ね備えた社会に貢献できる女性の育成を目的として、最高の教育環境と設備が整えられました。
その精神を踏まえて1925年(大正14年)、当時、女子の最高教育機関であった女子専門学校を設立、戦後の学制改革などを経て幼稚園、中学校、高等学校、大学、大学院からなる女子の総合学園として発展してきました。
この建学の精神の主旨を大切に受け継ぎ、最高の教育環境の創造を一層邁進していきます。

あれっ、芋たこなんきんの話が樟の葉蔭の話になってむたわ。
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