陰陽師に占ってもらって力水を飲む
- 2021/05/27
- 04:23
兵庫県加古川市東神吉町天下原。

加古川市が誇る加古川ウェルネスパークという施設の近く。

わかりにくいところに、天下原の石棺仏(こけ地蔵)は、ある。

芦屋 道満ゆかりの こけ地蔵。
芦屋道満(蘆屋道満あしや どうまん)とは、平安時代の呪術師、非官人の陰陽師。
道摩法師(どうまほうし)とも呼ばれる。(道摩法師と蘆屋道満とは別人であるという説も存在する。)
行ってみよう。

何も苔なんか生えてない。
そう、この「こけ」というのは、播州地方の方言「こける(倒れる)」の「こけ」。

陰陽師の蘆屋道満の魂が、都へ向かって飛んでいく時に、何度もこの地蔵に突き当たったので、こけかけているのだそう。
ここから西南に2km行ったところに蘆屋道満の屋敷があったとされるところがある。
兵庫県加古川市西神吉町岸。

寶国山正岸寺というお寺だ。

ここは、昔、保育園やったところ。

保育園の園舎。
今は、物置になっているようだ。

寶国山正岸寺。

怖い怖い、誰かが叫んでいるように見える。
ムンクの叫び!

手水。

鐘。

お堂の中は開いてないみたい。
こんな場合、お寺ではどのように拝むのだろうか。
手を合わすだけでいいのだろうか。

古井戸(道満井戸復元)。

立派な建物。
こちらは、庫裏のようだ。

中庭の小さな池を渡ってみる。

正岸寺の石棺仏。


小さなお地蔵さんが大勢。

小さな木戸をくぐる。

境内の西側には、道満を祭る祠「道満堂」があり、道満の位牌と小像とともに祀られている。

正岸寺の石棺の蓋。
1983年(昭和58年)に当時の住職が建立した道満碑があった。

蘆屋道満法師は、平安天徳2年この地に生誕し……庶民のために尽くせしその功績は大なり。ここにその遺徳を偲び地域の発展と有縁の人々の幸せを願い廟碑を建立するものなり。合掌
江戸時代までの文献では、ほとんどにおいて安倍晴明のライバルとして登場し、「正義の晴明」に対して「悪の道満」という扱いを受ける蘆屋道満。

しかし、詳しいことはわからない今、地元では、どちらかというとこの蘆屋道満を英雄視している。

古井戸。

「道満井戸」。
道満が井戸に式神を閉じ込め、その式神が夜になると井戸から飛び出したという伝説の井戸。

キリン力水をいただいた。。
魑魅魍魎が跋扈し百鬼夜行する現在、蘆屋道満に生き返って欲しい。
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