八上城跡
- 2020/12/11
- 04:39

国史跡 八上城跡。
八上城跡は、「丹波富士」と呼ばれる高城山(標高462m)に築かれた八上城を本城として、奥谷城、法光寺城からなる東西3kmに及ぶ大規模な中世の山城。

春日神社鳥居をくぐる。

いちじく。

柿。


本能寺の変の謎は丹波篠山にあり

神社。
お世辞にも手入れが行き届いているとは言い難い。

高城山(八上城跡)登山道。

主膳屋敷跡。
落城後、時の支配勢力の城主が交代していくが、その政治の中心となる館跡。

あっ、栗!


NHK大河ドラマ「麒麟がくる」でも、注目を集めるであろう八上城跡を目指す。

頂上らしきところが見えてきた。

いや、まだか。

伝 下の茶屋丸。
西からの敵に備えた陣地
頂上まで約700m 約28分。
こういう、標識が立っているのは嬉しい。

確かによく見渡せる。


伝 中の壇。


伝 上の茶屋丸。
ここも、西からの敵に備えた陣地
頂上まで約650m 約26分。


頂上が見えた。

右衛門丸跡。
城主の屋敷跡、西方を防備し、蕪丸にも通じ、全山の連絡や指揮にあたる所。

もう、ちょっと。

着いた!
三の丸跡。
石垣を持つ広場に建物があり、南方谷間に対する重要防備陣地かと思われる。

1579年、織田信長の丹波攻略の一環として、明智光秀による兵糧攻めによって落城した八上城。
飢餓で亡くなる人の気持ちって、いかばかりか。

二の丸跡。
門の礎石と屋敷の瓦の断片等より、最も重要な任務を担当した場所と思われる。

作家井上靖氏は、小説「戦国無頼」で「なんと美しい山、なんと美しい城だろう…」と称している。

国史跡八上城跡。
八上城は、篠山城が築城されて100年余りの歴史を終える。


岡田丸跡。
重臣岡田某の館跡。
眺望よく、東・北方に対する防備に当たった所と伝えられる。
でも、重臣でありながら某って何?

帰りは、別ルートで下る。

伝 池東番所。
水場を守るための陣地
頂上から約200m 約8分。

高城山頂上 野々垣コース

到着した、はりつけ松跡。
一番、訪れたかった場所と言っても過言ではない。

落城の際、光秀の母、付人腰元等人質の処刑に使った松の跡と伝えられる。


伝 馬駆場。
頂上から約600m 約24分

芥丸跡。
芥丸某の砦跡。
眺望よく、東・東北方面 山麓の街道等の防備に当たった所。
また出た、なにがし(某)。


下界らしきものが見えてきた。

無時、下山した。

随所にあるこの看板が役に立った。
教育委員会の方、ありがとうございました。

篠山城下町に寄った。

焼ポン。
半額!

どうやら、焼き栗のお店のようだ。

お土産で持って帰った。

「今日、明智光秀の母親が磔になったという城跡に行って来てん。あの『麒麟がくる』で石川さゆりさんが演じていたあの於牧の方やで。」
「この母親が磔になったとされる逸話は、ある書物に書かれている。でも、八上城の落城は確実であったわけであるから、光秀としてもあえて母親を人質とする必要に迫られることはなかったねん。なので、今では事実とはほど遠い創作で信じるに足りないとまで言われてるねんで。」
「栗だけにびっくり!」
「それにしても、兵糧攻めで草木を食べついには牛馬まで食べたという籠城の者にこの栗のひとつでも食べさせてやりたかったな。」
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