應聖寺
- 2020/06/21
- 23:30
今日、6月21日(日)は、二十四節気「夏至」。
立夏から立秋にかけての中間で、暦の上では夏の盛りの頃となります。
夏至の日は、1年で太陽が最も空高く昇り、最も昼の時間が長くなる日。
一般的に夏至の日が日の出時刻が最も早く日の入り時刻が最も遅くなると思われていますが、実際は、日の出が最も早いのは夏至の数日前で日の入りが最も遅いのは夏至の数日後となっています。
夏至はあくまで、昼間の長さが(日の出から日の入りまで)が最も長い日のことなのです。
これは、地球が太陽のまわりを回る面(公転面)に対して自転の軸が傾いていることや、太陽のまわりを回る軌道(公転軌道)が真円形でないことなどが理由だそうです。
1日が長いと言っても1日はやっぱり短い。
あっと言う間に1年が過ぎ去るはずです。
沙羅の花のお寺、福崎町の應聖寺に行って来ました。

「関西花の寺二十五霊場8番」の花の寺です。


涅槃の庭の前には、蓮の池が…


涅槃の庭。

涅槃とは、一切の煩悩から解脱した不生不滅の高い境地のことを言いますが、転じて、釈迦や聖者の死のことを言う場合もあります。

珍しい横たわった大仏。

角っこに沙羅。
天台宗 妙見山 應聖寺(おうしょうじ)。

門をくぐります。



境内には、中尊寺蓮や大賀蓮があるのですが、沙羅の季節とは開花時期が合わないようです。

鐘。

本堂。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす。
奢(おご)れる人も久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
『平家物語』冒頭より

今から約2500年前、釈尊はインドのクシナガラの沙羅の林の中で入滅されました。

その時、枕辺の4本(双樹)の沙羅は時ならぬ花を咲かせ、足辺の4本(双樹)の沙羅は白変して枯れたといわれます。
よって沙羅は、釈尊の入滅を表し、諸行無常を説く仏の花として知られています。

そういうことから、沙羅の花は咲いた花も美しいが、散った花にも趣があります。

本堂裏の庭園。

あれは?


モリアオガエルの卵でした。

ここ福崎は、もちむぎの生産が盛んです。

諸行無常を噛みしめながら、もち麦で作った「もち麦っこ」をいただきました。
どんな者にも必ず終焉の時がやって来ます。

楽しいね 人生の旅 まだまだ 真っ最中
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