奈良の平城宮跡。

数年前、近鉄電車で通った時、巨大な空き地やったのになにかできてます。
国営平城宮跡歴史公園。

世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つでもあり、我が国を代表する歴史・文化資産である平城宮跡の一層の保存・活用を図る目的で、平成20年度に事業化された国営公園です。
朱雀門。

1998年(平成10年)に復原された平城宮の正門です。

とてつもなく広いのでレンタサイクルを借りて廻りましょう。
おっと、その前に水分補給です。

朱雀大路の右手にある平城京いざない館。

奈良時代を今に感じる「特別な場所」である平城宮跡歴史公園の意義とすばらしさを伝え、往時の面影を残す公園や寺社へといざなうガイダンス施設です。

平城宮跡の全体像と注目ポイント、四季を彩る豊かな自然、進行中の復原工事情報など公園をより楽しむための各種情報・最新情報に出会えます。

1300年前の平城宮にタイムスリップ。

朱雀門をくぐって近鉄電車の線路を渡ります。

南門復原。
修景柵(大極殿院を取り囲む柵)が仮設置されていますが、これから順次復元していくようです。

公園の西端にある平城京跡資料館。

復原事業情報館。
「第一次大極殿院建造物復原整備工事」の取組みや整備意義、目的について分かり易く紹介し、復原事業についてより理解を深めていただくための施設です。
CG映像や道具、資料サンプル等で、古代の技術について体験的に学習することができます。

第一次大極殿。
正面約44m、側面約20m、高さ約27m。
直径70cmの朱色の柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿であり、その建物は奈良時代の中頃に、一時都とした恭仁(くに)宮に移築され、山城国の国分寺金堂になりました。
当時、天皇の即位式や外国使節との面会など、国のもっとも重要な儀式のために使われていました。


推定宮内省。

遺構展示館。

発掘された遺跡の上に建てられており、見学できます。
奈良時代の平城宮の官衙建物の遺構をそのまま公開してあります。
平城宮跡の遺構や遺構から推定される奈良時代の建築を体験。

広大な平原。
平城京は、聖武天皇の時代に、恭仁京→難波京→紫香楽宮→平城京と別の地域に転々と都が移され、再び戻ってくるということがなされています。
そのため、平城宮は大きく、奈良時代前半の姿と後半の姿に分かれ、この前半と後半で、大極殿の位置が大きく変わり、平城宮には時期の異なる大極殿が2つありました。
前半の大極殿を「第一次大極殿」(公園左側)、後半の大極殿を「第二次大極殿」(公園右側)と呼んでいます。

東院庭園。
平城宮の宴遊施設。

称徳天皇はこの地に「東院玉殿」を建て、宴会や儀式を催しました。

庭園遺構が修復整備され、正殿、橋、門などが復元されています。

特別史跡 平城宮跡。

近鉄電車が横切ります。

景観的にも構造的にも、これが一番のネックのようです。

二条大路と壬生門。
これから、まだまだ整備される。

レンタサイクルを借りた天平つどい館 に帰ってきました。
自転車で駆け足でまわって二時間。
歩いていたらとても廻りきれなかったでしょう。

甘いもの、食べよう。

神様の遣い、鹿の絵がプリントされたクッキー。
そういえばこの公園、鹿がおらへんかったなあ。