奈良の大仏さん。
この中門の向こう側に大仏さんはいらっしゃる。

東大寺の中門は、享保元年(1716年)ごろの再建された入母屋造の楼門(2階建ての門)。
中門の両脇から「コ」の字形に回廊が伸び、大仏殿(金堂)の左右につながっているため空中から見れば「ロ」の形に見える。

この柵の向こうに大仏さんがおんねんなあ。
大仏さんを一目拝もうと奈良に来てん。

南大門の金剛力士像とは違った趣の兜跋(とばつ)毘沙門天が盗撮をせんように睨みをきかせている。

ひどいことするなあ、女の人の上に立っとる。
女の人、泣いとるがな。

何されるかわからんから、おとなしく入場料払って入ろう。

大仏殿が見えた。

だいぶ大仏殿が大きくなってきた。

ガイドさんが言う。
「中央のグレーの部分がインド、その横の赤っぽいところが中国、そして韓国、日本と仏教伝来を表しています。」
真正面のど真ん中にあるのが国宝の金銅八角燈篭だ。

金銅八角燈篭は、総高464㎝あり火袋羽目板4面には楽器を奏する音声菩薩(おんじょうぼさつ)像が描かれている。

大仏殿正面の唐破風下の観相窓(かんそうまど)が、元旦(午前0時~午前8時)とお盆の万灯供養会(午後7時~午後10時)の年2回だけ開いて大仏さんが顔を出すそうだ。

大仏(銅造盧舎那仏坐像)。
もちろん国宝で座高は14.7mある。

世界観。

大観覧車のような大仏の左右に脇侍として安置される仏さんは、大仏(銅造)とは異なり木造の寄木造である。

斜め左から見る大仏さん。
大きいなあ。

宝暦2年(1752年)の完成の木造虚空蔵菩薩坐像(重要文化財)。

廣目天像。

裏側にまわると東大寺の模型。

あっ、何やあの人だかりは?
近くに行って見てみよう。

「柱の穴くぐり」
大仏さんの鼻の穴と同じ大きさのこの柱の穴をくぐり抜けると「無病息災」「祈願成就」のご利益があると言われている。
そのため、修学旅行生がほとんど体験してて人だかりができとったんや。

多聞天像。

元文3年(1738年)ごろの完成の木造如意輪観音坐像(重要文化財)。

ここから見る大仏が最後の大仏さん。
目に焼き付けておこう。

大仏殿の外には、治したいと思うところを撫でれば治るという木像が…

ああ、楽しかった。

名物至福之縁起餅 奈良の大仏餅。

ある盲目の男が、このお餅を食べて目から鼻に抜けて目が見えるようになったという。

奈良県産吉野葛、国産もち米使用のやわらか粒あんの大佛餅。
開眼!
