沙羅の花
- 2019/06/13
- 23:49
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。
『平家物語』第一巻「祇園精舎」より

沙羅の花は、一般的に朝に咲き夕べに散るので1日しか咲かないと言われている。
そこから、どんなに勢い盛んな者でも必ず衰えるという人間の儚さを表す。

涅槃の庭。

仏さんが横たわっとる。

寝とるんやろか?
崩れたんやろか?

実はここは、沙羅の寺 妙見山 應聖寺。

應聖寺(おうしょうじ)は、兵庫県神崎郡福崎町にある天台宗のお寺である。

関西花の寺二十五霊場 第8番。

さすがに手入れが行き届いている。

花の寺らしく境内にはお花がいっぱい
運が良ければあの大賀ハスが拝める。

本堂の裏には、庭園があるので500円を払って観せてもらうことにする。

いろいろな鬼瓦。

名勝 應聖寺庭園。

本堂から書院にかけての裏山斜面に築かれ、山裾に広がる細長い池泉を配した池泉鑑賞式庭園。

石斛(セッコク)の景。

美しい。

漆黒の机に映りこむ。

抹茶とお菓子が運ばれてきた。

おーい、抹茶。

おっ、沙羅の花みたいな和菓子や。
ちょっと待っちゃ、カメラ出すから…

パシャ 杵屋創作 銘菓沙羅
で、実際の沙羅はというと

せっかく来たのに…
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