半月庵
- 2018/07/13
- 05:49
食事処も完備する明治レトロモダンと平成のモダンを兼ねそろえた歴史ある割烹旅館。

岩国寿司、大平など地元の旬の食材を使った伝統的な和食を提供するお店だ。
錦帯橋に来るなりこのお店を訪れた。
御食事処「いをり」

ほうじ茶。

お刺身膳

・岩国寿司一段 2,100円(税別)
・岩国寿司二段 2,400円(税別)
・白ご飯 1,900円(税別)
<献立>お造り・大平・小鉢・御飯物・茶碗蒸し・デザート
旬の素材を吟味したお刺身とこだわりの“甘露醤油”をお楽しみください。
半月御膳

・岩国寿司一段 2,000円(税別)
・岩国寿司二段 2,300円(税別)
・白ご飯 1,800円(税別)<献立>
前菜・天ぷら・お造り・大平・御飯物・茶碗蒸し・デザート
天ぷらとお刺身両方食べたいいうとご要望から誕生した。
郷土料理の岩国寿司と大平、そして和食の華・天ぷらとお刺身、季節の旬の前菜、茶碗蒸しに季節のデザートと全7品。
天ぷら御膳

・岩国寿司一段 1,800円(税別)
・岩国寿司二段 2,100円(税別)
・白ご飯 1,600円(税別)<献立>
天ぷら・大平・小鉢・御飯物・茶碗蒸し・デザート
注文してから揚げるので一番時間がかかった。
その分、熱々、サクサクを昆布と鰹節から取った本物の“天つゆ”にくぐらせていただける。

サクサク天ぷら(れんこん、さつまいも、おくら、かぼちゃ、えび、たい、しそ、なす)
「岩国寿司」

「岩国寿司」は初代藩主「吉川広家」に考案され、現在では「大平(おおひら)」と共に冠婚葬祭に欠かせない郷土料理。
このお店では、4升で144個を一度に作り切り分けて出されるが、私たちが入った頃にはもうすでに残り5個。
ちょうどいただけた。
ちらし寿司を押し寿司にしているイメージで一見小さく見えるがボリュームはあり、椎茸と穴子の味がきいてて美味しい!
玉子も糸と云うより帯のよう。
「錦帯卵」と名付けよう!
大平(おおひら)

新鮮な野菜(主に根野菜)、山菜、鶏肉、こんにゃく、 厚揚げなどを煮込んだ汁物を総じて『大平』と呼ぶ。
古くは大平椀に盛り付けてもてなした事が名前の由来とか…
ほぼ筑前煮と同じ具材だが、野菜から出るダシを生かす為に薄味に仕上げた素朴な味わいなのでお汁も飲み干せる。

前の料理も気になる。

小鉢。

茶わん蒸し。

美味しい岩国蓮根。

岩国寿司の上にも

天ぷらにも

デザートは、涼しげな梅ゼリーの上にメロンとスイカとクリーム
半月庵の由来
明治二年にお茶室として誕生。
その後水交社の場として、日本海軍の兵隊さんの憩いの場として、沢山の軍人さんを中心ご利用頂いたそうだ。
屋号の由来は、当時海軍は2交代制で、半日毎に勤務が交代しその後皆が寄って飲食していたお店であり、もともと茶室の為、その意となる【庵】を最後に付けて半日に一回寄る庵から【半日庵】と創業当時は呼ばれていた。
しかし、時代は第一次世界大戦に突き進み、日本海軍の皆さんも海外出兵が多くなった為集まる機会が少なくなる。
そこで誰が言うとも無く半月に一回は集まろうと言う事となり、その意となる【庵】を最後に付けて半月に一回集まる庵から【半月庵】となったと伝わっている。
おはんの故郷 岩国と宇野千代
このお店の思い「一期一会」の精神が、岩国出身の女流作家宇野千代の琴線に触れて、名作「おはん」「風の音」等の舞台として登場するようになったとか…

半月庵




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