赤飯
- 2018/04/11
- 02:40
全国各地で卒業式や入学式が行われた。
卒業された方入学される方、親御さん、ご卒業ご入学おめでとうございます!

日本人は、おめでたいとき赤飯を食べる。

日本では古代より赤色は災いや邪気をはらう力があると信じられており、「赤米」を蒸して神様にお供えする風習があった。
赤米が主流でなくなってからは、身近な小豆を使って白米に赤を付ける方法が採用され、厄よけや魔よけの意味を込めて、しだいにおめでたい席で振る舞われるようになったのだ。

姫路の御座候本社工場。


あずきミュージアム

あずき型の入口アーチを潜ると、身近なあずき食品の数々。
北海道十勝から運ばれた白樺の木々と収穫してにお積みされた小豆が雄大な小豆畑の写真と共に、 十勝の香りを醸し出している。
歴史や栽培・流通のプロセスを見て次の部屋に進むと、東アジア各地の色や形の異なる様々な小豆がズラリと並んでいる。
世界の豆類や小豆の野生種から栽培種へと変化した歩みを目にする。
何やら瞑想的な異空間はタイムトンネル。
地球の誕生から小豆の利用が始まった縄文時代への時間を歩くと小豆のルーツを探訪するジオラマ映像室。
東アジアの広大な地を舞台に長い時代を超えて繰り広げられた人々の営みと多様な文化の中、6千年前に小豆を利用し始めた東アジアの知恵に思いを馳せる。
先に進むと一転して明るい太陽の光がふり注ぐ吹抜け空間の中央に立つ巨大なエリモ小豆。
てんとう虫になった気分でひと回りするうちに小豆の一生が楽しく学べる。(御座候HPより)

2階へと結ぶ空間は、自然への畏敬、太陽信仰や鳥信仰、大樹や柱に神々との交信アンテナを見た古代の人々に想いを馳せる。
階段を抜けると太陽のふりそそぐ12角形の明るい部屋。
一階から吹き抜けの中央に立つ巨大な小豆。大きな葉を繁らせ黄色い花が目をひく。
周囲を取り巻く美しい日本の四季の味わい。
農耕を中心に豊かな年中行事を生み出し節々で小豆を利用してきた日本人の感性。
懐かしい四季の童謡に心が和む。
続く部屋は、赤の世界。赤色の持つ力から小豆の赤に特別の意味を見い出し、僻邪平安を祈ってきた。
更に人生の節目節目の通過儀礼と小豆、民俗学から見た小豆。
2千年間の古書に残された小豆。小豆の調理と栄養や小豆食の変遷、世界の小豆食など様々な角度から小豆を見る事が出来る。
ミュージアムシアターで上映される大画面ハイビジョンの美しいテーマ映像を見ると、6千年間小豆を利用してきた先人の知恵に、改めて多くの発見を得る事が出来るだろう。(御座候HPより)

2年間、あずきミュージアムの年間会員になっていろいろ勉強した。
卒業!
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