甲賀忍術博物館
- 2018/02/10
- 23:12

豊かな自然の鈴鹿山麓に佇む甲賀の里忍術村。

甲賀の里忍術村の中にある甲賀忍術博物館
甲賀忍術博物館は忍者発祥の地・甲賀にあり、甲賀忍者の歴史と行動を探ることを目的に昭和58年に設置された。
現在、屋根を葺き替え中。
甲賀忍術博物館、からくり忍者屋敷、お土産屋と茅葺き民家建物の屋根を毎年順番に葺き替えていくという。

館内に忍び込んでみた。
甲賀流(こうかりゅう)
山を一つ隔てた伊賀に存在する伊賀流と並び、最も有名な忍術である。

梯子の数々。
結び梯子、飛び梯子、雲梯子と梯子のはしごや。

巻き梯子、鉤梯子などの縄梯子

甲賀、伊賀忍者物語
刃の下に心を置くのが忍者である。
あがらせていただこう。

おっ、萬川集海(ばんせんしゅうかい、まんせんしゅうかい)!

「萬川集海」いうたら「忍秘傳(にんひでん)、「正忍記(しょうにんき)と並ぶ忍術三大秘伝書のひとつやん。
よろずの川を集めて海にするという意味から本書名となったとか。

館内には、そのほか各流派の手裏剣、水器、火器など忍者の代表的な武具を収集展示してある。

忍者の資料では世界で一番の資料数を誇っている。

忍者が有名になったのは江戸時代の芝居。
錦絵にも描かれている。

萬川集海で用いられている暗号文字

忍者装束

忍者集団は、決して素性を知られてはならないため普段は農作業にいそしみ「野良着」を着ていた。

上衣を「紺バンテン」、袴を「田パッチ」と呼び両足を広く開いても無理がない構造になっている。

忍者刀、仕込杖

万力鎖、忍び鎌

火器

流星
忍者が使った狼煙で約2kmの飛距離がある。

密教法具

忍者といえば、手裏剣。

様々な形のものがある。


撒菱(まきびし)


鉤縄、打鉤

忍舟

挟み箱船ともいい忍びの際に折りたたんで持ち運びした。

水蜘蛛
これを両足に履きあめんぼうのように水の上を歩く。

もともと甲賀の忍者は、山伏や薬売りの姿で守り札や薬を売り歩きながら諜報活動をしていたため、医学や薬の製法等の学問にめっぽう詳しかった。

そのため、甲賀地方には子孫が始めた薬屋が今なお医薬品の会社として多く残っている。
ああ、ええ勉強になったわ。
知識も蓄えたし後はお腹に何か蓄えたろ、

おみやげ屋

忍術村煎餅

お口の中でドロン。
食べすぎたら薬飲まなあかんで!
くすり
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